「反応しない練習」の読後記録

「変えられることは変える努力をしましょう。変えられないことはそのまま受け入れましょう。起こったことを嘆いているより、これから何ができるか一緒に考えましょう。こんにちは加藤諦三です。」

ラジオ人生相談お決まりの最初の語りです。


私は小学生の時に手塚治虫の「ブッダ」を読んで以来ずっと疑問に思っていたことがあります。

ブッダは昔の天才哲学者であって、宗教団体を作ろうと思っていたわけではないのではないか。ブッダは戒名の文字にランクを付けてランクごとに値段を設定するような葬儀を想像しただろうか。という疑問です。

内容が内容なのでこの質問を仏教関係者にしたことはありません。


「反応しない練習」~あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」~の著者は、「ブッダの教えとは正しい理解によって、人間の苦悩から自由になる考え方」であり、「これは宗教ではありません。」と言っています。これにはしびれました。


以下この本の要点をまとめます。


よりよく(ストレスフリーに)生きていくためには世界を正しく「理解」する必要がある。

「理解する」ということは「あるものをあると認める」ことである。

理解は良いとか悪いとか「判断」することではない。

生きていくうえで悩みは尽きないが、まず悩みがあると「理解する」必要がある。

そして以下の順に考える。

①生きることには苦しみ・悩みがともなう。

②苦しみには原因がある。

③(原因がある以上)苦しみは取り除くことができる。

④苦しみを取り除く方法がある

苦しみは物事に対する心の反応がもとになっている。

反応する理由は求める心があるからである。

求める心には、①生存欲②睡眠欲③食欲④性欲⑤怠惰欲⑥歓楽欲⑦承認欲がある。

特に⑦承認欲(人から認められたい欲求)は取り扱いが難しい。


そこで「反応」せずに以下の手順で自分の心の状態を「理解」するようにする。

①心の状態を言葉で確認する(ラベリング)。例:疲れている、イライラしているなど。

②体の感覚を意識する。具体的には目を閉じて手の感覚に集中したり、マインドフルネスや座禅などの方法を使う。

③心の状態を次の3つに分類する。1.貪欲(満たされることのないほどの欲求)2.怒り3.妄想。

特に3.妄想に私たちは一日中取りつかれている場合が多い。

妄想から抜け出す方法は、目を閉じて考え、次に目を開けて世界を見て、目を閉じていた時に見えたものは妄想で目を開けてみたものが視覚(光)だと考える。


生きていくうえでストレスを減らす方法として大切なことは

・無駄な判断をしない

・判断すべきこと以外判断しない

ことである。

判断するとは、良いとか悪いとか、肯定するとか否定するとか、○○すべきとかすべきでなないといったふうに考える事である。

判断がやめられない理由は、承認要求を満たせるからである。つまり上から目線で偉そうに振舞えるから。

ここでいう判断すべきこととは、真実であり役に立つことである。

真実であるということは妄想でないことである。役に立つこととは、利益が上がるとか働きやすくなるといった現実的に有益なことである。


また、自分を否定する判断も避けるべきである。

自分を否定すると承認欲が満たされない怒りが発生し、他人や自分を攻撃するか、逃避(さぼる、うつになる、強い刺激に依存する)することが多い。


そうは言っても承認欲求を完全に消すことは難しい。

承認欲求はうまく利用して付き合ったほうが現実的である。


人生の目的をかなえる正しい努力の仕方がある。

正しい努力は以下の手順を意識する。

①今、目の前にある仕事や生活を改善(自分にとってより心地良いものに)する。

 この時に承認欲求を動機として利用してもよい。

②自分の物事に集中する。

③自分が納得できる指針(基準・価値観)に沿って継続する。

この際承認欲求は動機として利用して良いが、目的にしてはいけない。

なぜなら、努力することは自分の領域だが、どう評価するかは他人の領域だからだ。

生きる目的自体を他人に依存してはいけない。


以上の内容を私なりに超要約すると

自分の影響力が及ぶ範囲のことに集中して、それ以外には関わるな。

ということになります。


自分のルールに従って生き、他人の評価を気にせず、己のやるべきことに集中する。

かっこいい生き方です。

やっぱ、ブッダの哲学はクールで知的でカッコいいぜ!

と思いました。


私も日ごろ自ら経営コンサルタントを名乗り、偉そうに先生とか呼ばれているくせに、世界を変えたり驚かせるようなことは出来ていない。なんてちっちゃい人間なんだ、と思ってしまうことがあります。

また、人に嫉妬したり嫉妬されたりして生きています。

私のような小さな成功に対して嫉妬され妨害されるなんて思ってもみませんでした。

一方で、自分がコントロールできる範囲に意識を向けると、次に会うのを楽しみにしてくれる方や、いまの自分と家族や社員があるのはあなたのおかげです、と言ってくれる方がいます。

この方々へ貢献することに自分のもっている時間と精力を集中すべきです。


一緒に仕事をするわけでもない芸能人の色恋に反応している場合ではありません。

他人の成功と自分の成功を比べている暇はありません。


健康的な食事をとり、体を鍛え、本を読み、よく寝て、朝起きたら自分の出来ることに集中しましょう。

そして、自分の大切にしている価値観に従って生きることで納得できる仕事や生活を実現させましょう。





#反応しない練習#読後記録#中小企業診断士

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