「残酷すぎる成功成功法則」の読後記録



★総括 この本が説く成功法則

1.自分がどんな人間で何になりたいのか、自分にとっての成功を独自に定義する

2.成功した姿を夢見るだけでなく、考えられる困難と、それを乗り越える計画を立てる

具体的計画が思い浮かばない目標は達成可能性が低いと判断して別の目標を設定する

この際環境選びが重要で、自分の強みを活かせる分野や夢中になれる仕事を選ぶ

3.自分の過去と未来にストーリーを持たせる

自分がコントロールしていると思える状態を保つ

4.寛容で与える人物になる

5.与え合える人と友情で繋がる


上記1から5まで共通で言えることとして

自分の内向性を利用して専門性を磨き、外向性を利用して人と接する

セルフコンパッションする=そのままの自分を受け入れ許し肯定し励まして進む

以下4つを追求する

幸福感 楽しむ

達成感 目標を達成する

存在意義 他者に貢献する

育成 伝える教える

の4つの要素が入った幸福度の高い人生を送る


★この本の要点

1.学歴と成功は関連性があるか?

エリート(高校主席卒業)は一般的に良い大学院を卒業して、専門的職業につき、高収入

エリートは既存のルールの中で立ち回るのが上手く、新しいことをする事は少ない

自分がエリートであれば高確率で高所得者になれるので既存のルールを利用したほうが良い

エリートでなくても成功する方法はある、それは

自分を知り、自分の強みを見つけ、強みを活かせる場所を選ぶ

環境選びを間違えない

2.良い人と悪い人のどちらが成功するか?

嫌な奴(人から奪い裏切りゴマをする) は短期的には良い人より成功しやすい

長期的な成功を得るためには信頼と他者に与える精神が必要

与える者は成功者にもなるが、捕食者に搾取され敗者になる事もある

搾取されないためには

まず与え寛容になる

ただし裏切られたら裏切り返す

以上の単純なルールを守り、策を弄さない、駆け引きをしない

3.ポジティブ精神は役に立つか?

楽天的な精神がやり抜く力になる

現実世界は悲観的だから分析するには悲観的立場であったほうが良い、しかし現実主義者になると精神を病みやすい

人は1分に500語以上心の中で独り言を言っている

明日はもっと良くなる、次は今回の失敗を生かして上手くいく、と思う人が成功する

悲観的な現実社会で楽天的な精神を持つには自分の人生にストーリーを作る

ストーリーは根拠など無いフィクションで良い

自分の人生のストーリーといまやっている仕事が結びつくとき、人は幸福になる

ゲームの様に現実を受け入れ楽しむ

ゲームには3つの要素がある

チャレンジングでかつ達成可能

目新しさ

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4.達成するまで諦めずにやり遂げるべきか?

一度失敗しても何度か挑戦してみる

それでもダメならキッパリやめる

成功するためには得意分野以外を捨てる、片付ける勇気が必要

金は増やせるが時間は減るのみ

時間を浪費せずに大切な事に集中させる

ただし発想を広げるために趣味はあったほうが良い

小さな舞台で挑戦し、成功と失敗を繰り返す

観客からウケるものを残し、ウケないものは捨てる

ウケるものを最後までやり抜く

目標を設定する事は大切だが、夢見てイメージするだけでは逆効果で達成率が低くなる

一度達成したイメージを持つと脳は実際に達成したと勘違いし、努力を怠る

ダイエット後の理想の体型をイメージしただけの者はしない者より体重の減少率が下がる

目標を設定すると同時に計画が必要

目標を設定したら、具体的にやるべき事と予想される困難を挙げる

目標を達成するためにするべき具体的な行動を挙げる

もし途中で困難が起これば、その時はどう対処するか事前に対策を考える

以上が思い浮かばなければその目標はそもそも実現可能性が低い

その時は別の目標を立てるべき

5.人脈

人脈をつくる=ビジネスに利用できる人を増やす、という考え方では上手くいかないし、良心のある人は後ろめたくて積極的になれない

友人を作る

友人には何かを提供したいと自然と考える

そのような考えで人と向かい合う方がうまくいく

メンターやコーチをつける

プロ野球選手がコーチを雇うように、熟達しても指導者は必要

ただし、タダでメンターの時間を奪うようなことは避け、メンターの求めるものを与える

会話のコツは説明することでなくまず聞くこと

説明することにこだわると、説明したほうが勝ち、説得されたほうが負けるという戦闘に似た状態になる

相手を負かしてはいけない、勝負より友情が最強

6.外交的か内向的か

データでは外交的な人のほうが金を稼ぎ、出世し、幸福感も高い

ただし内向的な人は付き合いをせずに専門分野に集中できるので、専門性を極めることがある

2/3のひとはバランス型なので人と合うときは外交的になり、専門分野を追求したり作業する場合は内向的になるように使い分ければ良い

7.自信を持つべきか、謙虚であるべきか?

自信を持つと最初は評価されるが後から現実が伴わずに評価を落とすことがある

自信を持つと自己と周囲の期待に応えるために頑張るが、応えられない場合心のバランスを崩しやすい

自信が無いと物事をやり遂げる力がなく、持っている能力よりも低く評価され成功しにくい

結論として自信を持つよりも、自分を思いやる(セルフコンパッション)姿勢が良い

現実や失敗を素直に受け入れ、自然な程度の自尊心を持ち、それでいて自分を責めすぎず自己肯定して、自分を励まし続ける立場に立つ ★感想

切り口も内容も良かった。

ただし、日本語のタイトル「残酷すぎる成功法則」はなんとかならないものか。

原題は「Burking Up The Wrong Tree」で、訳すと「勘違いした無駄な努力」といった意味になるようだ。

成功哲学本にありがちな一方的な内容でなく、根拠(エビデンス)にこだわっている点が面白い。

内容は人生の成功哲学だが、会社経営、特に経営戦略と計画づくりにも同じことが言えると思う点が多い。

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